ひゃっほう

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アイニ

アイニ

もし妖精が物語りを紡ぐとしたら、五人の結束力をも試そうとしているはずだから。

しかし、皆の疑惑は納まらないのか、ジャックは総司を睨んでいる。

「……本当にそう思うか、総司?」

すると、どういう訳か淳司まで不審を口にし出した。

「犯人を殺せばこの状況、切り抜けられるかもしれないぞ」

ぞっとするほど冷たい声で淳司は呟く。

「真島君!」

「淳司君!」

「アツシ!」

三者三様に叫ぶと、彼はにやりと笑った。

不敵な笑みではなく、普段通りの彼の笑い方だ。

「だろ、ジャック?最悪、犯人を探すってことはそうなるかもしれないんだぜ?それでもお前、本物かどうかもわからない犯人を探すのか?」

淳司はどうやらジャックを説得する為に迫真の演技を繰り広げたようだ。

三人がそうとわかると安堵の吐息を吐き出す。

(……正直、背筋が寒くなるぜ)

だが安堵の溜息をつきたかったのは淳司の方だった。

これで周りの皆に誤解されると、逆に自分の立場が危うくなる。

それでもここは総司の思う様に結束力が試されている時だと淳司は感じていた。亜季がああなってしまった今、四人でなんとかしなければならない。

誰一人欠けても、この矛盾は解けない。

故に真島淳司はこれ以上ないという位この状況を切り抜ける術を真剣に思考していた。

「今は多分、結束力が試されている。どうやってこの状況を五人で切り抜けるかを」

淳司がそう言うと総司も頷く。翔子も頷き、